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平和村担当の小笠原です。

あのすばらしいコンチェルトハウスでの演奏後、私はひとり別行動を取らせていただいてオーバーハウゼン市にある「ドイツ国際平和村」を訪問しました。

「私も行きたかった」というお声をいくつか伺っておりますが、平和村が内戦やテロ、地雷によって傷ついた子ども達のリハビリ施設であることと、ベルリンから交通機関を乗り継いで6時間近くかかる程遠い場所であったことを理由に、皆様には大きな声でお伝えすることなくひとりで訪問させていただきました。ご理解くださいね。

皆さんの平和村へのプレゼントは、コンサート当日には村の本部へ到着し、来週アフリカのアンゴラからドイツへ治療に訪れる子ども達へ配布されることはすでにご承知の通りです。このタイミングで衣類やタオルなどのプレゼントがあったことは平和村としてもありがたかった、とスタッフの方がおっしゃってました。

そして、皆さんにご協力いただいて作った千羽鶴は、平和村へ私が持参しました。
子ども達も興味津々で、「なあに、これは?」「千羽鶴だよ、平和って意味があるんだよ」といった会話が飛び交いました。
村内にある機能訓練室の天井からつるして飾りましょう、ということをおっしゃってくださいました。
(私がドイツ語に長けていれば、子ども達といろいろ話せたところですが、勉強不足で直接会話はできませんでした・・・。そのかわり、日本人スタッフの方がお話してくださいました。)

きっとつらいリハビリも、あの千羽鶴を見ながら気分転換をしてがんばってくれることでしょう。

平和村には9カ国から治療とリハビリのために子ども達が滞在しています。
幼いうちに親元を離れ、知らない土地で知らない言葉を話す人の中に入り生活しはじめたときはきっと不安だったことでしょう。
でも、そんなことを感じさせないくらい子ども達は元気に遊んでいて、国の壁を乗り越えて仲良く過ごしています。
そりゃあ、子どもですからケンカも時々あるみたいですけど。
決して喜ばしい状況ではないのだけれど、苦しさ、さみしさ、痛みとの戦い、そんな中でも子ども達同士で肩寄せ合ってがんばっている姿を見て私はとても大きなパワーをもらったように思いました。

20日の練習会場で、平和村のスタッフの方が見えて、皆さんにお願いされたこと覚えていらっしゃいますか?
「平和村という場所が存在し、そこで過ごしている子ども達がいることを忘れないでほしい。そして、ひとりでも多くの方に伝えてほしい。」
そうおっしゃってましたよね。

私たちにできることはそう多くはありませんが、でも何もしないよりはマシだと思うのです。

今回、みなさんにはたくさんのプレゼントをしていただきました。平和村を推薦させていただいた者として、心から感謝いたします。
さらなるお願いで恐縮ですが、ぜひ、平和村のことを皆さんの心の中に留めておいてください。どうぞ、よろしくお願いします。

最後に、平和村のスタッフさんからいただいたメールの一部をご紹介してご報告を終わりたいと思います。

『とても素晴らしい歌声を通じての、大変貴重なご寄付に
ドイツ国際平和村のスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
一人ひとりの力が合わさると本当にすばらしいことができますよね。
なんだか初心に戻れ、今後仕事をする上で
とても重要なことを学んだような気がしています。

募金箱には、合計239ユーロ27セントが入っていました。
こちらはドイツ国際平和村の子どもたちのために大切に使わせていただきます。
また皆様より大変たくさんの貴重な物資のご寄付、
重ねまして心より御礼申し上げます。』

いつか、平和村のような存在が必要なくなる世界へと変わりますように。
そして、子ども達が私たちの力を必要とする間は、歌声を通して子ども達に笑顔を届けたいですね。

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