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皆様、こんにちは。こにでございます。今日は前回に続き、第九の個人練習のお話。音取りの方ではなく、第九の歌詞の話ですん。
 
とはいえ、シラーがどういう想いでこの詞を書いたか?、とか、ベートーヴェンがこの詞をどう用いたか?とかいう歴史や解釈の話ではなく、かといって、ドイツ語のNとLの発音は難しい、とか、ウムラウトをどう発音するか、という話でもなく、折角ドイツで歌うんだから、ドイツ語の歌詞を理解しましょうよ、というお話(笑)。
 
んなこたー、とーぜんだろー!という方が多いとは思うのですが、こにさんが第九を歌い始めた頃はこーでした_| ̄|○ とゆー失敗談ということで御容赦くださいまし(_._)。
 
さて、実はこにさん米国で4年間ほど暮らしたことがあるのでバイリンガルです。但し日本語と英語です。なので、英語の歌を歌う時は英語のまんまで歌います。つまり英語を英語として理解して、頭の中での日本語への変換は一切ありません。でも第九はドイツ語です。わけわかりません。降参です_| ̄|○ でも日本語や英語の歌を歌う時のように、歌詞の言葉の流れと繋がりを理解して歌えると、もっと楽しいだろうな、と思うわけです。
 
なので日本語と英語以外の歌を歌う時は、じたばたと逐語訳を作ります。この逐語訳をもとに、歌詞をドイツ語として頭の中で再構成して、ドイツ語として歌おうという、いじましい根性です(^^;)。「ドイツ語は 夫婦喧嘩に さも似たり。 der(出る)のdas(出す)のと大騒ぎ。」とは、大学時代のドイツ語教授の名セリフですが(笑)、第九くらい日本でも人口に膾炙した曲だと、楽譜の最後に訳文だけじゃなくて、逐語訳と文法の対応まで載ってるから、大変ありがたい。(推奨楽譜とされているカワイ出版の楽譜の66page-67pageを御覧ください)
 
前回の寄稿で、ドイツ人による歌詞朗読が収録されてるCDがあって、その朗読を聞くと、なるほど、そーかー、と思うことが多々あると書きましたが、更にこの逐語訳と合わせて聞くと、ドイツ語が天敵とゆーこにさんは、目から鱗という点が一杯あったのですよね(^^;)。
 
まず、歌詞が呪文ではなくなります(^^;)。実は今、国境なき合唱団とは別に参加している合唱団の定期演奏会に向けて、オルフの「カルミナ・ブラーナ」から何曲かを暗譜しようとしてるんですが、こっちはラテン語で、かつ “Gloria in excelsis Deo.”みたいな馴染みある祈祷文じゃないから、もうまったく言語として頭に入ってきません_| ̄|○ ほとんどビビディバビディブーの世界です(^^;)。その点ドイツ語はラテン語よりは英語に近いので、単語の意味も前後関係も理解しやすい。”Tochter aus Elysium”は “daughter from heaven(ちょっと違うけど)”ですから、歌い方も自然と気をつけるようになります。
 
次に妙な切り方をしなくなる(笑)。こにさんの場合、第九を歌い始めた頃は、意味わかんない上に、歌いやすいもんだから、”Freude, schoner Gotterfunken”を、「フロイデシェーネ、ゲーテルフンケン」と歌ってました(^^;)。日本語の歌詞「は~れ~た~る~、あ~お~ぞ~ら~」のノリですな(笑)。おひおひ、それって、”Freude(喜びよ), schoner Gotter-funken(美しき神々の輝きよ)”でしょーが(^^;)。どこに「喜びよ美しき、神々の輝きよ」と切る奴がいんのよ(^^;)、と、昔の自分に突っ込み入れてます。
 
のっけからこれですから、”Wir betreten feuertrunken.”の最初を、”ヴィーベ、トゥリーテン”と切ったり、”Seid umschlungen, Millionen!”の最初を、”ザイトゥム、シュルンゲン”って切ったり、もう好き放題(^^;)。単語が分かってくると、「ここではきものをおぬぎください」を「ここで、はきものをおぬぎください」と切ることはあっても、「ここではき、ものをおぬぎください」とは切らなくなります_| ̄|○ ましてや”Seid umschlungen”=”be embrace!”つまり「抱き合え!」を「いだ、きあえ!」とは切らないですから(^^;)。
 
んで、歌に情感を乗せ易くなる。”Uber Sternen mus er wohnen.”を”above the stars must he(God) stay”と(英語の構文としてはヘンですが、英語でも古語ってこんな感じ多いです。『スター・ウォーズ』のヨーダの台詞を聞いてみてください)、と理解すれば、自然にmus=must、つまり「必ずや」を強調するようになりますし、楽譜の強弱記号やスフォルツァンドの意図が分かるようになってきます。こうなるとしめたもので、もうガンガン歌うようになってくるのですねー。ここまできて初めて、歌詞ときちんと伝える為に、ドイツ語の発音を明確にという練習が活きてくるのではないかと。(それはそれで、すっごく大変なんですけどねー_| ̄|○)
 
とゆーわけで、今年もじたばた「ドイツ語で」歌う練習してます(^^;)。今年もどうぞ宜しくお願いいたしますー。
 
ではでは、またね
こに

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