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平成26年2月2日(日)、私はホノルル・ハワイシアターで開催された「第6回国境なき合唱団ベネフィトコンサート in ホノルル」に参加する機会に恵まれ、今回も生涯忘れられない体験をすることができました。

特に今回の演奏会では、ベートーヴェン第九の指揮をしてくださったロン・ヒライ先生のご夫妻をはじめ、スーザン・M・デュプレイ先生の率いる合唱団ウィンドワード・コーラルソサエティ、オール・ボランティア・コミュニティ・オーケストラなど、関係された皆様が、ハワイのホスピタリティとアメリカのボランティア精神をいかんなく発揮して、演奏会を盛り上げてくださいました。

 

<ハワイ・シアター>
私は、第1回目のウィーン公演にはじまり、第3回ベルリン公演、第4回プラハ公演、第5回オックスフォード公演に引き続き、今回の第一部「日本の歌」と第二部「ベートーヴェン交響曲第九番」の合唱に参加してきました。毎回、すばらしい演奏会場に圧倒されますが、今回の会場は、「プライド・オブ・パシフィック(太平洋の誇り)」と呼ばれ、90年以上ハワイの人たちを魅了してきた「ハワイ・シアター」というクラシックな味わいのあるホールです。

 

                 ハワイ・シアター

 

<練習会>
演奏会に向けての練習は、昨年の10月から、おしゃれな代官山の音楽スタジオで7回、そして最後の8回目の練習は原宿のスタジオで行われました。海外の檜舞台での公演はもちろん最高ですが、国内の練習会場も私などはめったに行けない場所で行われることが当合唱団の大きな楽しみの一つです。練習終了後は、練習会場付近で懇親会を行うことが多く、団員相互の親睦を図ることができました。

今回も指揮者の佐藤先生とピアノの原先生による、粘り強く私たちを「楽しくのせる」ご指導により、安心して演奏会に臨むことができました。

 

<演奏会大成功 !>
今回、第九のソリストはホノルルの方々にお願いし、ソリスト4人のうち3人は、ハワイ大学マノア校音楽科の先生方という豪華な顔ぶれでした。演奏会には多数のお客様にお越しいただき、ご寄付もたくさん集まりました。

 

                総練習でのひとこま

 

第九の後のアンコールとして、ハワイ王国第8代女王リリウオカラニによって作られたという「アロハオエ」を演奏したところ、お客様が全員起立され、この曲がハワイで特別な意味を持つことがよくわかり、これには私自身も、歌いながらしびれてしまいました。

私たちは「アロハオエ」を日本で市販されていた合唱曲集で練習しており、その楽譜をホノルル側に早めに送って同じ楽譜で演奏できるよう調整していました。ところが、私たちがホノルルに行ってから、現地共演者側より、歌詞とリズムが少し違う譜面で演奏してほしいと急に頼まれたのです。これには戸惑いもありましたが、がんばって練習して「正調アロハオエ」をデュプレイ先生の指揮でウィンドワード・コーラルソサエティと一緒に盛大に歌うことができました。

毎回、海外公演では国内では予想もできないことがたくさん起きますが、当合唱団では、あわてずに対応する力が、回を重ねるごとにぐんぐん向上してきているように感じています。

 

             演奏直前まで熱心に練習する男声陣

 

<シュライナーズ病院訪問>
国境なき合唱団では、海外公演のたびにいつも現地にある子どものための病院などを訪問して、団員それぞれが持ち寄ったご寄付の品々をお届けしています。

今回は、1月31日(金)の練習後、団員全員で、シュライナーズ病院という整形外科系の難病をもつ子どもたちのための有名な病院を訪れました。

ところが、その前日に病院施設の検査でなにか問題が発見されたとのことで、病院は閉鎖され、患者はみんな別の場所に搬送されてしまっていました。私たちは、病院の担当者の方と、ただ一人残っていた患者である男の子にご寄付の品をお届けするという意外な形になりましたが、大変喜ばれました。

 

                シュライナーズ病院

 

<アラモアナ・ショッピングセンターでのフラッシュモブ>
また、続いて2月1日(土)、アラモアナ・ショッピングセンターのセンターステージで、ベートーヴェン第九の合唱の中から練習番号Mの部分をフラッシュモブの形式で演奏することを計画していました。

ところが、おめでたい旧正月の真最中の時期とあって、ステージでは獅子舞を熱烈に行っていて、とても第九のコーラスを歌えるような雰囲気ではありません。団員一同はらはらしましたが、なんとか時間ぎりぎりに獅子舞が終了し、お客様がたくさんいるうちにと急いで、中国の獅子舞に続いて第九のコーラスをはじめるという、通常ではなかなか考えられない展開となりました。

 

           アラモアナ・ショッピングセンターの獅子舞

 

ステージには翌日共演するウィンドワード・コーラルソサエティの有志の皆さんも参加していただきました。「中国の獅子舞」と「ベートーヴェン第九」のコントラストが意外と良かったのか、私たちのコーラスにお客様の反応が非常に良く、一曲だけではもったいないため、第九だけでなく、「赤とんぼ」と「そうらん節」も歌って、ちょっとしたミニコンサートになり、ショッピングセンターのお客様に大変喜ばれました。

 

   アラモアナ・センターステージでの演奏(写真 原恵子先生撮影・ご提供)

 

<おわりに>
今回も、演奏会を無事に大成功させ、「アートボランティア」としての実をあげることができたのは、実行委員長の王野さんを中心として、実行委員、参加団員一同のチームワークと、主催されたエフエム東京、後援団体、協賛企業の皆様、ハワイの共演者の皆様、お越しいただいたお客様、ツアープランナーオブジャパン(TPJ)の皆様などの強力なご支援の賜物です。あらためてあつく御礼申し上げます。

これからも合唱ボランティアとして皆様とともに歌声をつないでいきたいと願っています。次の機会もぜひ一緒に歌いましょう。ありがとうございました。

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