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お陰様を持ちまして11月25日、国境なき合唱団第2回チャリティーコンサートが、シンガポールの誇る壮麗な最新式設備のコンサートホール、“エスプラネード“で無事開催されました。

応援して下さった皆様に心よりの感謝を込めて、現地の様子をお伝えしたいと思います。

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11月21日、ご好意で練習会場を提供して下さった、日本人学校クレメンティ校音楽室に集まった国境なき合唱団シンガポール支部の面々約50名。
初めはお互い初対面でもあり、おずおずと歌いだしましたが、佐藤先生の魔法の指導であっという間に美しいハーモニーが・・・!
翌22日に第九に続いて日本の歌の練習を行ないましたが、これも見事なハーモニーに仕上がり、大感激の支部練習会となりました。

いよいよ11月22日、国境なき合唱団本隊はチャンギ空港の到着ゲートで寄附先のクライシスリリーフ・シンガポールの歓迎の横断幕に出迎えられシンガポール入りを果たしました。
歓迎の花束を合唱団を代表して受け取ったのは合唱団のアイドル・腹話術のパペット、コタッキ-君でした。そして感激のあまりコタッキ-君、団員の皆さんと一緒に空港ロビーで第九を歌っちゃいました!
珍しいものを見るように、シンガポーリアンの人垣が出来たのはもちろん言うまでもありません・・・。

翌23日は朝からクレメンティ校講堂に於いてクライシスリリーフ・シンガポールの活動に関する講演会と、日本から団員が持参した楽器や文房具・おもちゃ・絵本などの授与式に引続き、いよいよオーケストラの指揮者・マエストロ・リム・ヤウと国境なき合唱団本隊とシンガポール支部とのご対面。

まるで昔から一緒に歌ってきたような合唱団本隊とシンガポール支部とのハーモニーに、合唱に厳しいマエストロから笑顔がこぼれ、一同ほっと胸を撫で下ろしました。

24日夜はシンガポール大学コンサートホールにてフィルハーモニア・オーケストラ・シンガポールとの音合わせ。フィルハーモニア・オーケストラ付属合唱団のシンガポーリアンも加わって賑やかなリハーサルとなりました。
聞いたこともない「ソーラン節」に目を丸くし、携帯で写真を撮る付属合唱団のシンガポーリアンも居ました。歌は一瞬にして国境を越える・・・そんな嬉しい一コマでした。

25日は朝からフラワーボランティアが活動開始。シンガポール在住者と日本からのボランティアが協力して南国の色鮮やかな花々で出演者9名にお渡しする花束を心をこめて作り、舞台中央にもクリスマスらしい赤を基調にしたステキなデコレーションを作成しました。

午後からはエスプラネードにてゲネプロ開始。次々と楽屋入りして夜のステージの準備が着々と進んで行きます。壮麗なホールと音響に感激しつつソリストや団員の緊張は次第に高まるばかり。

向かいのマーライオンが夕日に染まる頃には、ホール入口にはチケット交換の長い列ができ、受付を担当する日本航空シンガポール支店のスタッフの緊張が高まります。

19:00いよいよお客様の入場が始まると楽屋の緊張もピークに。合唱団は晴れの合唱衣裳に身を包み狭い楽屋にひしめくように待機します。男声団員の胸には国境なき合唱団団員バッジが輝き、女声団員は純白のブラウスにいつもより華やかなお化粧でドキドキ・・・
満席の客席からのざわめきに自ずと士気も高まります。

客席の最前列にはフラワーボランティアと観客ボランティアが陣取り、応援の拍手をしようと今か今かと身構えます。

19:30、しずしずと合唱団席に入場する「国境なき合唱団”ソーラン・コア”」。
日本航空シンガポール溝之上支店長によるチャリティーコンサートの趣旨説明に続き、いよいよチャリテーコンサート開幕です。


指揮:佐藤一昭 ピアノ伴奏:原惠子 合唱:国境なき合唱団”ソーラン・コア” 

シンガポールレッドの衣裳に身を包んだ佐藤一昭先生と、対照的にエレガントな漆黒のドレスの美しいピアノ伴奏の原惠子さん。アカペラで静かに始まる「赤とんぼ」、そして「ふるさと」「川の流れのように」、そして1部の最後を飾るのは粋な「ソーラン節」。
「どっこいしょー!」の掛け声で無事第1部は終了しました。

第二部は真紅のシャツに身を包んだ秋川雅史さんの華麗なショー。
この日は秋川さんにとって記念すべき初の海外ステージでもありました。
(ピアノ伴奏は小島さやかさん)

ヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」から 「~わが心に炎が燃える~」、「泣かないお前」「津軽のふるさと」「グラナダ」、そして最後に待望の「千の風になって」を朗々と歌い上げました。そしてアンコールは初ステージとなった「千の風になって」中国語バージョン、そして最後は「翼を下さい」。丁度ゲネプロの最中に飛び込んできた紅白出場の朗報を会場に告げるとタイムリーなニュースに会場から大きな拍手が起こりました。

さて、第三部はいよいよベート-ヴェン交響曲第九番合唱付き。

日本からの国境なき合唱団本隊89名、シンガポール支部が49名、さらにシンガポール人24人の総勢162名のまさに「国境なき」大合唱団、”フロイデ・コア”となりました。

ソプラノはベテランの家田紀子さん、メゾソプラノ藤井奈生子さん、テノール高梨英次郎さん、そしてバリトンの浅井隆仁さんというソリストの面々の素晴らしい歌声と、マエストロ・リム・ヤウのエネルギッシュな指揮に団員が一丸となり観客を巻き込んでゆきました。

最終楽章が終った瞬間、観客・合唱団員共に一体となって歓喜に包まれ、ブラボーの大歓声にエスプラネード全体が揺れるようでした。

指揮:リム・ヤウ 演奏:フィルハーモニア・オーケストラ・シンガポール ソリスト:家田紀子、藤井奈生子、高梨英次郎、浅井隆仁 合唱:国境なき合唱団”フロイデ・コア” 

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本当にたくさんの方々のご好意とご協力で、今年も素晴らしいチャリティーコンサートを開催する事ができました。団員一同、心よりの感謝をお送り致します。

私達が歓喜の歌を歌っているその瞬間にも、すぐ近くのバンコクでは暴動が、
そしてインドではテロ事件が勃発していました。

まだまだ地球に平和が訪れるには、もう少し時間がかかるのかもしれません。

しかし、何もしないではいられません。

こうして自分達でできる歌のボランティアで、
一人でも多くの子どもたちに笑顔を取り戻せたなら・・・

そんな願いを込めて、私達はこれからも国境を越えて歌います。

どうぞこれからも「国境なき合唱団」を応援して下さい!

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